大阪チタニウムが高値に迫る、リチウムイオン電池材の将来性にチタン対ロ制裁対象外への期待など加わる

■リチウムイオン電池向けSiO(一酸化ケイ素)負極材パイロットプラント竣工

 大阪チタニウムテクノロジーズ(大阪チタニウム)<5726>(東証プライム)は4月14日、時間とともに上げ幅を拡大し、午前9時50分にかけては12%高に迫る1480円(157円高)前後で推移し、4月1日につけた2020年以来の高値1522円に向けて出直りを強めている。11日付で、「リチウムイオン電池向けSiO(一酸化ケイ素)負極材パイロットプラント竣工」と発表したことや、「ロシア産チタンは制裁対象外に、エアバスCEOがEUに訴え」(ロイターニュース4月13日12:14午後)と伝えられたことなどが買い材料になっているようだ。東邦チタニウム<5727>(東証プライム)も10%高前後で推移し急伸している。

 大阪チタニウムのリチウム電池負極材については、「当社のSiO負極材をグラファイトに添加すれば20%以上の高容量化が可能であることが独自の調査で確認されてい」るとし、自信のほどをうかがわせた。推進中の事業ポートフォリオ変革に寄与する新たな事業としてSiO負極材事業を成長させるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る