【株式市場】日経平均は次第高となり339円高、米金利の上昇一服など好感

◆日経平均は2万7182円50銭(339円01銭高)、TOPIXは1905.70ポイント(15.64ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億9315万株

 4月14日(木)前場の東京株式市場は、株価指数の先物が先行高する展開になり、日経平均は82円高で始まったあと一段と上げ、午前11時過ぎに357円74銭高(2万7200円89銭)まで上げた。米国で消費者物価指数などが想定を上回ったにもかかわらず金利が上昇しなかったことやNY株の大幅反発などを好感。値上げ効果への期待などで空運株が高く、原油高、非鉄市況高を受けて資源・非鉄金属株も高い。ロシアのミサイル巡洋艦が重大な損傷と伝えられたが全般堅調で、日経平均は前引けも上げ幅300円台を維持した。

 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東証プライム)などのチタン関連株が値上がり率上位に並び、チタンが対ロ経済制裁の対象外になる期待や次世代電池分野への取組など買い材料視。コメダホールディングス<3543>(東証プライム)は今期の増益率拡大予想の好決算と自社株買いなど好感され活況高。ニューテック<6734>(東証スタンダード)は決算など好感されストップ高。アサカ理研<5724>(東証スタンダード)は金相場の再騰など好感され出直り拡大。シリコンスタジオ<3907>(東証グロース)は週初発表の四半期決算が黒字化など好内容で発表後は下げたが移動平均の水準で下げ止まったとされ再騰しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は4億9315万株、売買代金は1兆1902億円。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は1245銘柄、値下がり銘柄数は509銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、空運、鉱業、非鉄金属、陸運、海運、機械、電力ガス、化学、鉄鋼、金属製品、医薬品、ガラス土石、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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