パナソニックは完全遠隔監視・操作型自動配送ロボットの道路使用許可を取得

■くらしに溶け込むロボット配送サービス実現へ

 パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)は4月15日、神奈川県藤沢市のFujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)で実施中の小型低速ロボットを使った住宅街向け配送サービスの実証実験において、国内で初めて(2022年4月15日同社調べ)完全遠隔監視・操作型(フルリモート型)の公道走行の許可に関わる審査に合格し、道路使用許可を取得したと発表。

 これまで道路運送車両法に基づく保安基準緩和認定の条件として、ロボット近傍での配置が必須となっていた保安要員の配置が不要となり、完全遠隔監視・操作型でのくらしに溶け込むロボットを活用した配送サービスなどの実証実験が可能になる。

■日本初の完全遠隔監視・操作型自動配送ロボットの道路使用許可を取得

 少子高齢化による労働力不足に対して、パナソニックHDでは、小型低速ロボットを活用した配送サービスの実用化に向けて取り組んでおり、2020年11月からFujisawa SSTで実証実験を開始。これまでに、国内で初めて1名のオペレーターが遠隔で4台同時に監視しながら公道での自動走行や、自動走行ロボットを活用した店舗から住宅への配送サービス実証などを実施してきた。これらの実証実験では安全確保の徹底や緊急時の対応のため、オペレーターによる遠隔監視・操作に加えて、ロボット近傍に保安要員を配置して運行を行ってきた。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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