【株式市場】日経平均は329円高、欧半導体大手の好決算受け半導体株など高い

◆日経平均は2万7547円24銭(329円39銭高)、TOPIXは1926.90ポイント(11.75ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億7949万株

 4月21日(木)前場の東京株式市場は、急激な円安が朝から一服した中で、欧州の半導体大手ASMLの好決算などを受け、値がさ半導体株や電子部品株などがジリ高傾向となった。自動車株は反落模様で始まったが次第に持ち直して午前11時にかけてプラス転換する銘柄が続出。水産株も続伸基調。日経平均は41円高で始まったあと200円高となり、11時前には300円高と快調で、前引け間際には353円27銭高(2万7571円12銭)まで上げ、大幅続伸基調となった。

 マイネット<3928>(東証プライム)がNFT関連の新事業発表など好感されてストップ高。レーザーテック<6920>(東証プライム)は欧半導体大手ASMLの好決算などを受け急反発。メディアリンクス<6659>(東証スタンダード)はNTTグループなどと放送局・番組制作会社向けの「遠隔編集サービス」提供事業などに期待衰えず3日連続急伸し2日連続ストップ高。アクアライン<6173>(東証グロース)は2月決算と今期予想などへの好感強まり一段高のストップ高。

 新規上場のフルハシEPO(フルハシイーピーオー)<9221>(東証スタンダード、名証メイン)は午前10時36分に1733円(公開価格1140円の52%高)で初値をつけ、その後1967円まで上げて前引けは1675円となった。

 名証ネクストに単独場のASNOVA(アスノバ)<9223>(名証ネクスト)は午前9時11分に1499円(公開価格は1630円)で初値をつけ、その後1559円まで上げ、前引けは1321円。

 東証プライム市場の出来高概算は4億7949万株、売買代金は1兆2059億円。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は1106銘柄、値下がり銘柄数は642銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種が値上がりし、金属製品、パルプ紙、機械、精密機器、電気機器、不動産、化学、ガラス土石、医薬品、水産農林、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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