【株式市場】日経平均は335円高で3日続伸、後場一段と上げ一時363円高

◆日経平均は2万7553円06銭(335円21銭高)、TOPIXは1928.00ポイント(12.85ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億2912万株

 4月21日(木)後場の東京株式市場は、旅行関連株の一角や空運株が値を消して始まった一方、値がさ半導体株や電気精密株などに一段と強含む銘柄があり、海運株も出直り歩調となった。日経平均は331円高で始まり、ややダレたあと13時頃から一段ジリ高となり、14時過ぎに前場の高値を抜いて362円79銭高(2万7580円64銭)まで上げた。大引けもほぼ値を保ち3日続伸となった。

 後場は、リズム<7769>(東証プライム)が一段高となり、これまでの円安の恩恵を再評価の見方。JVCケンウッド<6632>(東証プライム)は14時半過ぎに業績予想の増額修正を発表し大引けにかけて急伸。大黒屋HD<6993>(東証スタンダード)はJTBとの提携で「たんす資産かたづけ旅」開始に期待集まり中盤まで急伸商状を継続。KNT-CTホールディングス<9726>(東証スタンダード)は旅行・行楽シーズンに期待強まり一段高。

 21日新規上場となったフルハシEPO(フルハシイーピーオー)<9221>(東証スタンダード、名証メイン)は午前10時36分に1733円(公開価格1140円の52%高)で初値をつけ、高値は前場の1967円。後場は一進一退となり大引けは1606円となった。

 同じく名証ネクストに単独上場のASNOVA(アスノバ)<9223>(名証ネクスト)は午前9時11分に1499円(公開価格は1630円)で初値をつけ、高値は前場の1559円。後場は売買錯綜し大引けは1310円となった。
 
 東証プライム市場の出来高概算は10億2912万株(前引けは4億7949万株)、売買代金は2兆5187億円(同1兆2059億円)。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は1242(前引けは1106)銘柄、値下がり銘柄数は528(同642)銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、金属製品、機械、電気機器、精密機器、不動産、ガラス土石、化学、パルプ紙、海運、倉庫運輸、医薬品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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