【株式市場】日経平均は448円安、大幅反落だが後場は徐々に値を戻す

◆日経平均は2万7105円26銭(447円80銭安)、TOPIXは1905.15ポイント(22.85ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億7940万株

 4月22日(金)後場の東京株式市場は、保険株の一角が一段と上げて始まり、金利上昇観測の強さをうかがわせた一方、前場はジリ安だった半導体株に持ち直す銘柄が増え、大手不動産株も値を戻して始まり下げ幅を縮小。金利情勢に対する抵抗力がついてきたとの見方も。海運株は一段安の場面があり、ウクライナ情勢はマリウポリの製鉄所包囲によって目先一段落に向かうとの予想も。日経平均は518円安で始まり、大引けまでジリ高基調で値を戻した。大幅反落だが後場は底堅さがみられた。

 後場は、小田急電鉄<9007>(東証プライム)など鉄道株に一段値を戻す銘柄が見られ、GW需要に期待を強める様子。シー・エス・ランバー<7808>(東証スタンダード)は木材高騰など買い材料視され一段高。セルシード<7776>(東証グロース)は再生医療にかかわる特許発表を受け一段と上げストップ高。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>(東証グロース)は訴訟和解など好感され手前場ストップ高に達し後場は大引けまで買い気配のままストップ高。グローバルウェイ<3936>(東証グロース)は子会社の譲渡など材料視され一段ジリ高を続け上げ幅拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は9億7940万株(前引けは4億9121万株)、売買代金は2兆3878億円(同1兆2330億円)。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は263(前引けは182)銘柄、値下がり銘柄数は1536(同1612)銘柄。

 また、東証33業種別指数は保険、空運、陸運3業種(前引けは空運、保険2業種)の値上がりにとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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