三井物産は次第に持ち直す、「サハリン2」報道などに影響されたが底堅い

銘柄フラッシュ

■日経平均一時600円安の場面でも底堅く買い直される

 三井物産<8031>(東証プライム)は4月25日、取引開始後の3%安(104.0円安の3141.0円)を下値に回復基調となり、午前9時40分過ぎには1.6%安(52円安の3193.0円)まで上げて底堅い相場となっている。ロシア極東部での石油開発事業「サハリン2」に権益を持ち、対ロ経済制裁のなかで「英シェルが中国企業と権益売却交渉」(日本経済新聞4月23日付朝刊)と伝えられたため、微妙な立場との印象が先行したが、日経平均が一時600円安の場面でも底堅く、徐々に買い直される相場になっている。

 ベテラン投資家の中には、1989年代に同社が「イラン・ジャパン石油化学」の事業をイラン・イラク戦争などの影響で清算・撤退したことを想起する様子があった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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