第一三共が一段高、今期大幅増益の業績予想など好感され高値を更新

■アストラゼネカと共同開発する新製剤は米国で「画期的治療薬」指定

 第一三共<4568>(東証プライム)は4月28日、一段高で始まり、取引開始後は5%高の3199.0円(162.0円高)まで上げて年初来の高値を更新し、昨2021年10月以来の3100円台に進んでいる。27日の13時に発表した2022年3月期の連結決算は税引前利益や純利益が減益だったが、今期・23年3月期の予想を税引前利益43%増、純利益は24%増とし、好感買いが先行している。

 今期は売上高を10.1%増、営業利益を44%増の見込みとし、全体に急回復を想定する。決算発表に先立つ27日午前にはアストラゼネカ(英国)と共同開発する「トラスツズマブ デルクステカンについて米国食品医薬品局(FDA)より「画期的治療薬(BreakthroughTherapy)」指定を受けたと発表し、注目再燃となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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