【株式市場】日経平均は反発し185円高、約2週間ぶりに2万7000円台を回復

◆日経平均は2万7003円56銭(185円03銭高)、TOPIXは1915.91ポイント(17.56ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増勢となり14億9856万株

 5月6日(金)前場の東京株式市場は、昼の時間帯に米国の夜間取引でダウ先物などが高いとされ、値がさ半導体株、電子部品株、自動車株などに一段高で始まる銘柄がみられ、不動産株、銀行株なども一段と強含む場面を見せた。電力株は首相の原発活用方針などを受け一段高。日経平均は上げ幅を広げて始まり、13時過ぎに前場の高値を上回って254円06銭高(2万7072円59銭)まで上げた。大引けも上げ幅200円近くを持ち、終値では4月22日以来約2週間ぶりに2万7000円台を回復した。

 後場は、日本航空<9201>(東証プライム)などの空運株が一段高となり、新型コロナにともなう入国制限の緩和など好感。日本アビオニクス<6946>(東証スタンダード)はサーモグラフィ体温推定システムの需要拡大期待で一段と出直り拡大。和心<9271>(東証グロース)は一段と上げ一時ストップ高。インバウンドテック<7031>(東証グロース)も一段高。コマツ<6301>(東証プライム)は原料高を為替差益でまかなえそうとの予想などが言われて一段ジリ高。マクアケ<4479>(東証グロース)はインフルエンサー育成や商品開発支援事業での提携など好感され3日続けて出直り継続。

 東証プライム市場の出来高概算は増勢となり14億9856万株(前引けは6億7773万株)、売買代金は3調4359億円(同1兆6050億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1279(前引けは1109)銘柄、値下がり銘柄数は510(同659)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、電力ガス、石油石炭、空運、銀行、陸運、卸売り、機械、輸送用機器、非鉄金属、食料品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る