コスモエネルギーHDが高値に迫る、ロシア産原油を禁輸と伝えられ買い再燃

■石油株は軒並み高い中でJPモルガン証券の投資判断が妙味を刺激

 コスモエネルギーホールディングス(コスモエネルギーHD)<5021>(東証プライム)は5月9日、再び上値を指向して始まり、取引開始後は3330円(95円高)まで上げ、今年4月19日につけた2018年以来の高値3425円に向けで出直っている。G7(先進7カ国首脳会議)を受け、岸田首相がロシア産原油の禁輸を決定したと早朝に伝えられ、原油高が進む観測の再燃とともに買い先行となっている。

 石油元売り各社は、原油相場が上がると販売価格の上昇にとどまらず、「在庫評価損益」の改善につながる。同社株については、4月中旬にJPモルガン証券が妥当株価3700円で投資判断の付与を再開したと伝えられた。JPモルガン証券は同時にENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)の妥当株価を530円で据え置いたと伝えられたため、投資妙味としてはコスモエネルギーHDに注目が集まる形になった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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