任天堂は「最低投資金額10分の1」など好感され底堅い、9月に株式10分割

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■減益予想のため売買交錯だがゲームファンの投資家増える可能性

 任天堂<7974>(東証プライム)は5月11日、売買交錯で始まり、午前9時30分にかけては5万7770円(1410円高)から5万5870円(490円安)の間で一進一退となっている。10日の15時に発表した2022年3月期の連結決算は営業利益が前期比7.5%減少し、今期・23年3月期の予想も15.6%減とした一方、自己株式取得(自社株買い)と株式10分割も発表し、底堅い印象の相場となっている。

 自社株買いは、11日朝に東証ToSTNeTー3(自己株式立会外買付取引)経由で取得株式総数100万株(保有自己株式を除く発行済株式総数の0.85%)を上限に実施するとした。また、株式分割は、22年9月30日を基準日として、同日現在の株主の保有株式1株を10株に分割するとした。分割の実施は4ヵ月先の話になるが、最低投資金額が10分の1になるため、「ニンテンドー」ファンの新たな投資家が拡大する可能性が言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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