丸井グループは純利益7.8倍や自社株買いなど好感され年初来の高値を更新

丸井グループ 8252

■自己資本比率が依然高く、この余剰資本を株主還元などに再配分

 丸井グループ<8252>(東証プライム)は5月13日、大きく出直って始まり、午前9時30分にかけては10%高に迫る2394円(214円高)まで上げ、約3ヵ月ぶりに年初来の高値を更新している。12日15時に発表した2022年3月期の連結決算で営業利益が前期の2.4倍になり、自己株式の取得(自社株買い)も発表し、好感買いが先行している。

 22年3月期は親会社株主に帰属する当期純利益も同7.8倍となり、全体にV字急回復となった。今期・23年3月期の予想は、営業利益を11.5%増加、純利益を20.8%増加とした。

 自社株買いは1400万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合6.99%)、240億円を上限として、2022年8月1日から23年3月31日まで実施するとした。自己資本比率が依然として高い水準にあるため、資本政策において、この余剰資本を再配分し株主還元などに回す方針の一環とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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