Jトラストが21%高、業績予想の増額修正など好感され急伸商状

業績でみる株価

■東南アジア金融事業の黒字化などで第1四半期決算が予想を上回る

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は5月16日、急伸商状となり、21%高の350円(60円高)まで上げた後も上げ幅50円台で推移し、取引時間中としては今年4月20日以来、約4週間ぶりに350円を回復した。前取引日の13日16時に第1四半期決算(2022年1~3月)と12月通期連結業績予想の増額修正などを発表し、注目集中となっている。

 第1四半期決算(IFRS・連結)は営業収益が前年同期比25.2%増加し、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同28.2%増加した。Jトラスト銀行インドネシア(BJI)が黒字転換するなど、特に東南アジア金融事業の改善が計画以上のスピードで進み、期初予想を上回ったとした。12月通期の連結業績予想は営業収益を除いて各利益を増額修正し、税引前利益は従来予想を49.5%上回る70億円の見込み(同18.7%増)に、親会社の所有者に帰属する当期利益は同3.2倍の46億円(同約4倍)に各々見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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