日医工が2日連続ストップ高、売り物消化の見方に加え「薬不足」の報道も意識される

■3日間で74%安となったが「再生」に賭けてみる動きも

 日医工<4541>(東証プライム)は5月18日、午前10時30分にかけて408円(80円高)の買い気配で推移し、2日連続ストップ高。品質不正問題を受けた事業再生ADRの適用などにより5月12日から16日まで74%安(12日終値から16日安値まで計576円安)となったが、17日から一転、急激な切り返し相場となっている。

 16日は制限値幅の拡大という臨時措置が発動され一段安となったが、この結果、十分に値段が下がった形になり、買い注文が現れて出来高が急増。翌17日は、目先的な売り注文が消化されたとの見方が聞かれ急反発となった。また、同社などの不正問題を受け、「薬不足『いつまで続くの?』薬が変わって体調不良」(NHKニュースWEB5月13日20時00分)との報道もあり、同社の生産能力などは貴重な資源と再認識される様子がある。「再生」に賭けてみる動きもあるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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