ペルセウスプロテオミクスが急伸、新型コロナに対する「スーパー中和抗体」に期待強まる

株式市場 銘柄

■富山大学などと共同研究に関する覚書を締結したと発表

 ペルセウスプロテオミクス<4882>(東証グロース)は5月19日、飛び出すように大きく出直り、取引開始後に18%高の433円(66円高)まで上げて4月22日以来の400円台を回復している。18日、富山大学及び富山県と新型コロナウイルス感染症に対する「スーパー中和抗体(開発コード:UT28K)」についての共同研究に関する覚書を締結したと発表し、期待が強まっている。日経平均などが大幅安のため、夢のあるバイオ材料株として注目されている。

 発表によると、富山大学先端抗体医薬開発センター、同大学和漢医薬学総合研究所、富山県衛生研究所ウイルス部、京都大学医生物学研究所、北海道大学薬学研究院の共同研究グループは、富山大学が昨年取得し、「スーパー中和抗体」と命名したヒト型・モノクローナル中和抗体UT28Kが、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の既存の変異株だけでなく、今後出現すると考えられる新たな変異株の感染も防ぐ治療薬となり得ることを、実験的に確認した。当社は、UT28Kの一刻も早い事業化のため、富山大学の事業パートナーとして選定された。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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