シンバイオ製薬が後場ストップ高、抗ウイルス薬「BCV」発表後一日休んで再び急伸

■独占権の供与先がライセンスを別の企業に譲渡するが影響なしと発表

 シンバイオ製薬<4582>(東証グロース)は5月20日、再び急伸商状となり、後場寄り後に一段と上げて一時ストップ高の794円(100円高)をつけた。5月17日に抗ウイルス薬Brincidofovir(以下「BCV」)に関する「IRNews」を発表し、翌18日に12%高(75円高の697円)と急反発。一日休んで再び急伸となっている。

 発表は、米Chimerix,Inc.(キメリックス社)が米国東部時間5月16日に「BCV」に関するライセンスを米Emergent BioSolutions Inc.(エマージェント・バイオソリューションズ社」)に譲渡すると発表したこと、シンバイオ製薬は2019年9月にキメリックス社からBCVに関する天然痘の予防・治療を除くすべての適応症を対象とした全世界での独占的開発・製造・販売権を取得し、これについて影響はないこと、22年3月には米国ブラウン大学と、サイトメガロウイルス関連膠芽腫(GBM)に対する抗腫瘍効果を検討する共同研究を開始したこと、など。この発表を受け、改めて注目が再燃する形になった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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