商船三井が出直り拡大、株式3分割後の基準値を回復し「回転」効く期待

株式市場 銘柄

■優待拡充など好感、海運株は運賃の強含み観測などで軒並み高

 商船三井<9104>(東証プライム)は5月24日、次第高となって続伸幅を広げ、午前10時30分にかけては3620円(125円高)まで上げて出直りを強めている。20日に株主優待の拡充を発表したこと、運賃市況がアジア、欧州で再び強含む観測が出ているもようで、大手海運株が軒並み連騰していること、などが言われ、買い材料視されている。

 また、3月末の株式3分割後の基準値(3445円)を5月23日に回復し、上回ってきたため、株式分割と配当を享受した投資家にとっては「回転」が効きだしたことになり、値動きが一段と活発化する期待も出ている。分割によって最低投資金額が3分の1になったため、値動きが活発化すれば新たな投資家層の参入も活発化する可能性も言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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