【株式市場】日経平均は朝寄りを上値に軟調で138円安、資源関連株や防衛関連株など高い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万6863円33銭(138円19銭安)、TOPIXは1885.47ポイント(9.10ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億5290万株

 5月24日(火)前場の東京株式市場は、ロンドン金属相場などを受けて非鉄金属株が出直り、大手商社も復調。海運株は運賃市況の再騰観測や株主還元など好感されて続伸基調となり、不動産株もマンション市況などを受けて高い。一方、半導体株や電子部品株、自動車株などはNY株大幅高の割に上値が重く、日経平均は始値の3円91銭高(2万7005円43銭)を上値に下落し、午前10時過ぎに191円57銭安(2万6809円95銭)まで下押して軟調なまま前引けとなった。

 岸田首相の防衛費に関する発言などを受け三菱重工業<7011>(東証プライム)が高値を更新し、防衛関連株買いに乗り東京計器<7721>(東証プライム)は急伸。東京ソワール<8040>(東証スタンダード)とラピーヌ<8143>(東証スタンダード)は筆頭株主が同一で資本政策に絡む思惑再燃とされ共にストップ高。MITホールディングス<4016>(東証スタンダード)は電子カタログサービスの提供拡大などで買い気配のままストップ高。Green Earth Institute<9212>(東証グロース)は石油代替燃料への期待など言われ急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は5億5290万株、売買代金は1兆3478億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は263銘柄、値下がり銘柄数1519銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種が値上がりし、海運、空運、非鉄金属、卸売り、鉱業、銀行、鉄鋼、不動産、その他製品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る