東芝は米国で損害賠償請求の動きなど気になり軟調

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 東芝<6502>(東1)は388.0円(5.1円安)で始まり、売買交錯となっている。昨日の午後、米国の投資家の間に不適切会計を巡って損害賠償請求を起こす動きがあると伝えられ、様子見の雰囲気がある。昨日の午前中までは、不適切会計を巡る第三者委員会の調査報告が21日に発表になったため、よくある「出尽し感」が働く形になり407.5円まで上げる場面があった。

 22日には、東芝エレベータ(株)が保有するフィンランド・コネ社(KONE Corporation)の全株式を売却し、売却益が連結ベースで約1130億円(税引前)になる見込みと発表。21日の第三者委員会による調査報告では、不適切会計による水増し分が2008年度からの数年間で約1562億円とされており、単純に見るとこの過半を穴埋めできることになる金額。今後もこうした形で資金ねん出を行う可能性がありそうだ。

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