日本エンタープライズはプロモートの子会社化を決議

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■自動キッティングツールの開発・販売・保守等を展開

 日本エンタープライズ<4829>(東1)は22日、同日開催された取締役会で、プロモートが第三者割当により発行する株式を引き受け、子会社化することを決議した。

 プロモートは、企業へ向けてスマートフォンやタブレット端末等を販売する事業者が、企業毎に要求の異なる初期設定やアプリケーションを効率的に端末にプリインストールして出荷できる自動キッティングツールの開発・販売・保守を行っている。その他に、効率的にコンテンツの動作検証を行える「自動テストツール」の開発・販売・保守を行ったり、アプリ開発者やプロジェクトマネージャを企業へ派遣したりしている。

 現在、同社グループは、企業向けメッセンジャーアプリ『BizTalk』やIP電話サービス『AplosOneソフトフォン』等スマートフォンを活用した業務効率化ソリューションへの需要が今後拡大すると予想している。

 そこで、プロモートを子会社化することで、拡大する受託開発案件への対応が強化でき、また端末出荷時に企業が必要とするアプリケーションをプリインストールするしくみを活用して、『BizTalk』や『AplosOneソフトフォン』等の業務を効率化することで、販売促進が可能と見ている。更にはMVNO(仮想移動体通信事業者)市場における独自のアプリ販売プラットフォームの提供等が可能となること等から、第三者割当により発行する株式を引き受け、子会社化することを決定した。

 取得する3000株の価格は、30百万円。所有割合は75.0%となる。払込予定日は、7月31日。

 同社では、今期16年5月期連結業績予想に与える影響は、軽微と見ているが、将来に亘って企業価値の向上を実現する事業と期待している。

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