【株式市場】日経平均は反発し177円高、後場は強もみ合いのなか旅行関連株など活況高

◆日経平均は2万6781円68銭(176円84銭高)、TOPIXは1887.30ポイント(9.72ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億6839万株

 5月27日(金)後場の東京株式市場は、前場活況高となった値がさ半導体株や海運株が高値もみ合いに転じ、鉄鋼株も前場の高値圏で一進一退となった。一方、三菱重工<7011>(東証プライム)、ANAホールディングス<9202>(東証プライム)は13時半頃にかけて一段と強含み、石油資源株もジリ高。日経平均は180円高で始まり、150円高の2万6750円前後から200円高の2万6800円前後の間で大引けまで推移し、前日比反発となった。

 後場は、ニコン<7731>(東証プライム)が半導体関連株の中で割安感とされて一段ジリ高。エイチ・アイ・エス<9603>(東証プライム)やユーラシア旅行社<9376>(東証スタンダード)、自動翻訳機のソースネクスト<4344>(東証プライム)が一段ジリ高となり、空運株とともに訪日観光客の6月制限緩和への期待が継続。エクストリーム<6033>(東証グロース)は角川ゲームズから一部事業を譲受との発表など受け大引けまで終日買い気配のままストップ高。スリー・ディー・マトリックス<7777>(東証グロース)は4月決算良好との期待などで大引けまでジリ高継続。

 東証プライム市場の出来高概算は11億6839万株(前引けは5億9908万株)、売買代金は2兆9671億円(同1兆6199億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1228(前引けは1018)銘柄、値下がり銘柄数は548(同739)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、保険、鉱業、鉄鋼、空運、金属製品、化学、その他金融、ガラス土石、電気機器、パルプ紙、証券商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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