フライトホールディングスが後場急伸、マイナンバーカード関連の新サービスに注目集まる

■公的個人認証サービス『myVerifist(マイ・ベリフィスト)』発表

 フライトホールディングス<3753>(東証スタンダード)は5月30日の後場、一段高となり、取引開始後に17%高の538円(78円高)まで上げる場面を見せて活況高となっている。同日昼頃に、「iPadとフライトシステム決済端末『Incredist Premium2(インクレディスト・プレミアム・ツー:正式名称はローマ数字)』を活用したマイナンバーカード読取による公的個人認証サービス『myVerifist(マイ・ベリフィスト)』を発表し、myVerifist公式WEBサイトも新たに開設した」と発表し、注目が集まっている。

 この公的個人認証サービス「myVerifist(マイ ベリフィスト)」は、特許申請の技術を使い本人確認から各種カード決済まで一気通貫で実現したもので、政府が6月30日からマイナンバーカードの利用申し込み拡充策として「マイナポイント第2弾」を開始するため、利用環境の拡大が見込まれている。

 発表によると、本サービスは、すでに電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律(平成14年法律第153号)第17条第1項第6号の規定に基づき、2022年3月25日付けでプラットフォーム事業者として主務大臣の認定を取得済みとなり、このたびサービスを開始した。

 フライトシステムは、国内のスマートフォン決済先駆者として、2010年9月より国内初のiPhoneやiPadをクレジットカード決済端末にする大企業向けソリューション「ペイメント・マイスター」を販売している。対応する決済端末としては、モバイル型「Incredist Premium II(インクレディスト・プレミアム・ツー)」、プリンタ内蔵の据置型「Incredist Trinity(インクレディスト・トリニティ)」、自動精算機向け組み込み決済装置「VP6800」・「IFC」などモバイル型・据置型・自動精算機まで多種多様な決済ソリューションを提供している。更に決済専用端末を利用せず、市販のAndroid端末を使いカード決済を実現する新たな決済ソリューション「Tapion(タピオン)」も2021年に発表しており、導入企業のニーズにあったカード決済を展開している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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