31日上場のトリプルアイズは買い気配のまま公開価格の35%高(午前10時過ぎ)

■AIプラットフォームの提供など行い「囲碁」のAIで大きな実績

 5月31日新規上場となったトリプルアイズ<5026>(東証グロース)は買い気配で始まり、取引開始から1時間を経過した午前10時10分現在は1188円(公開価格880円の35%高)で買い気配となっている。まだ初値はついていない。

 システムインテグレーションおよびAIプラットフォームの提供を行い、LAMP技術・OSS技術を駆使したシステム開発受託サービスの提供、独自開発のAIエンジンによる画像認識プラットフォーム「AIZE(アイズ)」を活用する「AIソリューション事業」、全国の様々な企業へ人材育成のためのセミナー研修業務を提供する「研修事業」、将棋道場の運営を行う「その他事業」を展開している。設立は2008年9月。

 先端テクノロジーの分野では、AIの基礎研究として2014年より囲碁AIの研究開発に取り組み、2019年には囲碁AIの世界大会において2位を収めたプログラム開発プロジェクトに参画した。囲碁は10の360乗という天文学的な局面変化をしうる複雑性の高いゲームで、現在における同社グループの画像認識技術、顔認証技術の基盤となった。

 業績見通し(2022年8月期・連結、会社発表)は、売上高を25億9575万7千円(前期比22.3%増)、営業利益を1億7460万9千円(同188.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億3857万5千円(同264.5%増)と見込んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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