【株式市場】日経平均は中盤の119円安を回復し小高い、上海の行動制限緩和による中国の産業活性化などに期待

◆日経平均は2万7404円14銭(34円71銭高)、TOPIXは1923.55ポイント(1.11ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億5946万株

 5月31日(火)前場の東京株式市場は、朝寄りに高安マチマチだった自動車株が次第にそろって堅調となり、上海市の行動制限緩和による中国の産業活性化などに期待が強まる様子。生保・損保株は米国の利上げを巡る要人発言などを受けて上げ、石油開発株はNY原油高などで高値を更新。日経平均は朝寄り後の93円90銭高(2万7463円33銭)を上値にダレ模様となり、午前10時過ぎに118円73銭安(2万7250円70銭)まで軟化したが、前引けは小高くなった。

 松風<7979>(東証プライム)や東和ハイシステム<4172>(東証スタンダード)が2日続けて大幅高となり、政界で「国民皆歯科検診」の提言と伝えられたことなどを連日好感。ピクスタ<3416>(東証グロース)はメタバースのアバター受託制作開始など好感されストップ高。アイリッジ<3917>(東証グロース)はデジタル地域通貨が大手経済紙で紹介されたことなどで高値を更新。大黒屋ホールディングス<6993>(東証スタンダード)は業績回復傾向で値動きも好波調とされ再び高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は5億5946万株、売買代金は1兆3815億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は836銘柄、値下がり銘柄数919銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種が値上がりし、鉱業、保険、石油石炭、ゴム製品、パルプ紙、水産農林、輸送用機器、金属製品、繊維製品、卸売り、電気機器、食料品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る