加賀電子は5日続伸基調で出直り続く、SBI証券が目標株価を引き上げ注目強まる

■従来予想を450円引き上げ5750円に見直す

 加賀電子<8154>(東証プライム)は6月1日の前場、3185円(75円高)まで上げた後も強い相場となり、5日続伸基調の出直り継続となった。先に発表した2022年3月期決算を踏まえ、SBI証券が5月31日付でレポートを更新し、投資判断は「買い」継続のまま、目標株価を450円引き上げて5750円としたことで、一段と注目の強まる相場になった。

 SBI証券のレポートによると、主力事業である電子部品事業では、半導体商社としての歴史と信頼性から調達力の強さがあること、カスターマーサービスの強化が進むこと、EMS(受託製造)事業も、部品調達力とエンジニアリング能力の強化によりなどにより好業績が続くと考えるとし、過去最高営業利益更新が続く見通しとした。

 23年3月期の連結業績予想について、会社側の予想は微増の212億円だが、レポートではスポット販売の推移や事業環境などから221億円の予想とした。親会社株主に帰属する登記純利益についても、会社側予想の145億円に対し150.9億円の予想とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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