クリーク・アンド・リバー社、アニメNFTプラットフォーム運営「ANIFTY」をグループ化・日本アニメやクリエイティブをNFT化、世界市場を照準

■カナダ・エンジニアチームによる先進ブロックチェーン技術を活用

 プロフェッショナル・エージェンシー事業を展開するクリーク・アンド・リバー社(C&R社)<4763>(東証プライム)は5月31日(火)、最先端のブロックチェーン技術を使ったプラットフォームの企画、開発、運営を行うANIFTY(読み:アニフティ)をグループ化したと発表。

■日本アニメ・コミックに特化したNFTプラットフォーム「ANIFTY」

 今後、ANIFTYの運営する日本アニメやコミックに特化したNFT取引のプラットフォーム「ANIFTY」に、C&R社がネットワークする約9万人のアニメ作家や漫画家、イラストレーター、動画制作者などの優れたコンテンツをNFTとして流通させ、世界中のファンを対象としたグローバル市場での収益化と、メタバース(仮想空間社会)でのクリエイティブ流通に向けた新しいビジネスモデル構築に取り組んでいく。

■新進気鋭の日本アニメ・コミック制作クリエイター(公認絵師)が参画

 世界のアニメ市場は、2027年まで年平均9.2%で拡大すると予想されている。その中でも日本のアニメやマンガはクオリティが高く、子供から大人まで楽しめるストーリーは世界中から人気を集めている。一方で、アニメーターなど制作者は、深夜にも及ぶ業務や休日が少ないにも関わらず国内平均年収を下回る状況など、待遇面での課題を抱えている。

 ANIFTYは、日本のクリエイターと世界中のファンをブロックチェーン技術で直接結びつけ、適正な評価と対価を実現するために、2021年5月、日本アニメ・コミック特化のNFTプラットフォーム「ANIFTY」を開設した。同社は、東京大学ブロックチェーン学生起業家支援プログラムに採択されたスタートアップで、そのプラットフォームは、世界屈指のデータサイエンス学部を持つカナダ・トロント大学発のブロックチェーン技術によって開発されている。すでに公認絵師と呼ばれるクリエイターがデジタルアートを掲載しており、SNSの総フォロワー数は1000万人を超えている。

 C&R社は、ライツマネジメント(知的財産の収益化)事業として、海外版権エージェンシーや新人作家の発掘を行う「漫画LABO」の運営、『ブラックジャックによろしく』(著:佐藤秀峰)や『カイジ』(著:福本伸行)などの著名漫画のNFT化による新たな収益化を積極的に展開している。また、約850名が在籍する日本最大級の「C&R Creative Studios」を開設し、ゲームや映像などのコンテンツ開発を進めている。

 今回のグループ化により、C&R社がネットワークする約9万人の漫画家や作家の優れた「デジタールアート(コンテンツ)」を流通させるほか、映像クリエイターの「ショートムービー(動画)」や声優の「音声コンテンツ」などもANIFTYのプラットフォームに流通させる計画。

 C&R社及びANIFTYは、日本のアニメ産業をアップデートし、新たな業界標準とビジネスモデルを創出することで、ミッションである「クリエイターの生涯価値の向上」と「クライアントの価値創造への貢献」を、実現していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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