【株式市場】日経平均は357円安、後場は540円安前後で底堅く終盤は持ち直す

◆日経平均は2万6629円86銭(357円58銭安)、TOPIXは1878.45ポイント(22.61ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億6090万株

 6月14日(火)後場の東京株式市場は、米夜間取引でNASDAQ指数先物などが上げているとされ、レーザーテック<6920>(東証プライム)など半導体関連株の一角が一段堅調になり、セメント株も燃料サーチャージ制への期待などで一段堅調。海運株や重工株も持ち直した。日経平均は500円18銭安で始まり、終盤まで約540円安の2万6500円を挟んで小動き。大引けは200円近く持ち直したが3日連続大幅安となった。

 後場は、ベステラ<1433>(東証プライム)が株主優待の拡充など好感されて一段と強含み、アニコムHD<8715>(東証プライム)は動物医療の発展に向けたセルソース<4880>(東証グロース)との提携など好感され一段高。鳥貴族HD<3193>(東証プライム)は未定だった業績予想の開始など連日好感され一段高。弁護士ドットコム<6027>(東証グロース)はネット上での誹謗(ひぼう)中傷を厳罰化する改正刑法の成立など追い風とされ尻上がり。スポーツフィールド<7080>(東証グロース)は7月1日基準日の株式2分割に向けた買い再燃とされ一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は12億6090万株(前引けは6億736万株)、売買代金は3兆333億円(同1兆4896億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は382(前引けは231)銘柄、値下がり銘柄数は1403(同1543)銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種(前引けは3業種)の値上がりにとどまり、上げた業種は海運、銀行、のみだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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