ジェイ・エス・ビーは四半期決算発表前の株価を回復、「季節特性」踏まえ次第に買い優勢

業績でみる株価

■営業利益の進ちょく率94%だったが決算発表後は下げる

 ジェイ・エス・ビー<3480>(東証プライム)は6月15日、急反発となり、3315円(160円高)まで上げた後も午前10時30分にかけて3300円台で推移し、大きく出直っている。13日の15時に第2四半期決算を発表し、翌14日は下げたが、15日は発表前の株価(13日終値3280円)を上回ってきた。このため、決算内容が見直されてきたとの見方が出ている。

 学生マンションや学生会館、高齢者住宅の運営などを行い、第2四半期連結決算(2021年11月~22年4月・累計)は、営業利益が前年同期比19%増の55.6億円となり、前回開示した通期予想額58.8億円の94%を確保する高進ちょく率となった。もっとも、同社の事業には季節特性があり、入居需要の繁忙期である第2四半期に新規契約が増加するため、「売上高は上期、特に第2四半期連結会計期間の割合が大きく、営業利益につきましても第2四半期連結会計期間に偏在する傾向」(決算短信)があるという。発表の翌日は、このあたりの受け止め方が分かれたようだが、次第に買い優勢となってきた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る