【株式市場】日経平均は朝の710円安で下げ止まり573円安、NYダウ3万ドル割れなど影響し2万6000円を割る

◆日経平均は2万5858円50銭(572円70銭安)、TOPIXは1829.94ポイント(37.87ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増勢となり7億1001万株

 6月17日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの急反落3万ドル割れに加え、午後発表の日銀・金融政策決定会合の結果に一部警戒感があるとされ、株価指数の先物が先行安し、日経平均は443円安で始まり午前9時15分頃に一時710円40銭安(2万5720円80銭)まで急落。その後も下げ幅600円台で推移し、前引けに幾分持ち直した。中で、証券会社による投資判断の引き上げが伝えられた東レ<3402>(東証プライム)、京王電鉄<9008>(東証プライム)、東映<9605>(東証プライム)などが堅調で、ファナック<6954>(東証プライム)も切り返してしっかりとなった。

 ヨコレイ<2874>(東証プライム)などの冷凍倉庫株がコスト増転嫁への期待など言われてしっかり。バリューHR<6078>(東証プライム)は国民皆歯科検診構想への期待などで続伸。テーオーホールディングス<9812>(東証スタンダード)は北海道への訪日観光回復期待などで出直り拡大。スポーツフィールド<7080>(東証グロース)は6月末の株式2分割への期待再燃とされ急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は増勢となり7億1001万株、売買代金は1兆6072億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は216銘柄、値下がり銘柄数は1572銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、繊維製品、食料品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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