【株式市場】日経平均は一時348円高まで上げ277円高、NY高好感、電力不足関連株も高い

◆日経平均は2万6768円77銭(276円80銭高)、TOPIXは1881.98ポイント(15.26ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億6717万株

 6月27日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNYダウ823ドル高などを受けて株価指数の先物が先行高となり、主な業種の主力株に裁定買いが入る始まりとなり、日経平均は249円高で始まった後しばらくもみ合ったが、午前11時に348円69銭高(2万(6840円66銭)まで上げた。自動車、半導体関連、電気精密株などが上げたほか、電力不足を受けて東京電力HD<9501>(東証プライム)などが上げ、製紙業界は自家発電設備が充実とされて王子HD<3861>(東証プライム)なども高い。石炭・石油株も高い。日経平均は前引けも上げ幅を保った。

 やまみ<2820>(東証プライム)が東証プライム市場の値上がり率1位となり朝のテレビ経済番組での報道など受け注目再燃。第一工業製薬<4461>(東証プライム)は発行株数の8%超に当たる85万株の規模の自社株買いなど好感され一時値上がり率1位。Shinwa Wise Holdings<2437>(東証スタンダード)はグループ企業によるメタバース空間事業や「土地NFET」に期待強くストップ高で連日急伸。第一商品<8746>(東証スタンダード)はG7でロシア製の「金」締め出し決議と伝えられたことなどで次第高。

 新規上場のサンウェルズ<9229>(東証グロース)は取引開始から36分を過ぎた午前9時36分に2300円(公開価格1940円の19%高)で売買が成立し初値をつけ、その後2530円(同30%高)まで上げ、前引けは2520円。イーディーピー(EDP)<7794>(東証グロース)は買い気配で始まり、取引開始から2時間になる午前11時前に8200円(公開価格5000円の64%高)で初値をつけ、9310円まで上げて前引けは9140円。

 東証プライム市場の出来高概算は5億6717万株、売買代金は1兆3641億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1154銘柄、値下がり銘柄数は591銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種が値上がりし、海運、鉱業、パルプ紙、電力ガス、石油石炭、機械、電気機器、化学、金属製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る