インテージHDが続伸、テレビCM効果の最大化を支援する新サービスなどに期待強まる

材料でみる株価

■英投資ファンドからの提案に対しては「MBO・非公開化の考えなし」

 インテージホールディングス(インテージHD)<4326>(東証プライム)は7月4日、続伸基調となり、1297円(20円高)まで上げた後も堅調で、下値圏からジワリと出直っている。英投資ファンドからの提案に対し、6月30日付で、「当社としてMBO・非公開化の検討は行っておりません」と発表したほか、同日付で事業子会社インテージが国内最大のテレビ視聴パネルデータを株式会社スイッチメディア(東京都港区)と共同で7月1日から開始すると発表し、以後、株価は続伸となっている。

 発表によると、デジタル広告シフトをはかる企業にとっても、依然としてテレビは広いターゲットにメッセージを届けるために重要なメディアであり、テレビCMの効果向上なしに広告ROIを改善することはできない状況が続いている。また昨今では、主にデジタル広告を活用してきた企業が、ターゲットを広げるため新たにテレビCM出稿を始めるケースも増えており、デジタル同様のデータに基づくテレビCMプランニングの重要性が高まっている。

 (株)スイッチメディアは、クラウド型CM出稿分析サービス「TVAL」を提供するテレビCM領域のテクノロジー・カンパニーで、インテージとスイッチメディアとは、2021年5月の業務資本提携以降、テレビCM効果の見える化などを進め、広告主のテレビCM出稿最適化を支援する統合ソリューションの共同開発に取り組んできた。

 インテージでは、『i-SSP』(インテージシングルソースパネル:同一対象者から、パソコン・スマートフォンからのウェブサイト閲覧やテレビ視聴、購買履歴のデータを収集し、その関係性を分析できるユニークなデータとして提供)のテレビ視聴パネルのデータを2倍以上に拡張するほか、これまで世帯内で1人のみ対象だった設計を、世帯内の全員の視聴ログを収集する仕様に変更し、これにより「共視聴の視聴把握」(共視聴番組・CMの分析・把握)が可能になるなど、精度を大幅に向上させた。

 インテージは、今回のリニューアルにより『i-SSP』のテレビデータを大幅に拡充することで、エリアや多様なターゲット属性、さらにはデジタルとの相乗効果や購買との関係性までも加味した効率的かつ効果的なメディアプランニングを支援していく。

 これに併せ、新テレビ視聴パネルデータを搭載したスイッチメディア社の開発・運営によるSaaS 『TVAL(ティーバル)』をリリースし、このSaaSではテレビCM出稿企業のメディアプランニングから効果測定、各社に即したKPIの社内共有までを一貫してサポートしていく。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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