【株式市場】好業績株や材料株が強く日経平均は200円安から回復

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは2万394円41銭(150円12銭安)、TOPIXは1642.37ポイント(13.49ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億2337万株

チャート14 27日前場の東京株式市場は、前週末のNY株式が160ドル安の4日続落となったこと、円相場が対ドルで前週末比50銭近い円高基調になったことなどが影響し、株価指数の先物主導で日経平均が一時219円96銭安(2万324円57銭)まで下げる場面があった。ただ、4~6月の業績好調との観測報道が出た富士重工業<7270>(東1)などは高く、日経平均の前引けは150円12銭安(2万394円41銭)と持ち直した。

 雪印メグミルク<2270>(東1)がみずほ証券の目標株価引き上げなどを材料に経営統合後の上場来高値を更新し、コクヨ<7984>(東1)は通期業績予想の増額修正などが好感されて2007年以来の高値を更新。ユナイテッド<2497>(東マ)は8月に新規上場予定の銘柄に出資する持分法適用ファンドに関する売却益発表などが好感されて年初来の高値を更新。インテリジェントウェイブ<4847>(JQS)はマイナンバー制度に向けたサイバー攻撃対策需要などへの期待が強く2007年以来の高値を更新した。

 東証1部の出来高概算は9億2337万株、売買代金は1兆501億円。1部上場1892銘柄のうち、値上がり銘柄数は358銘柄、値下がり銘柄数は1414銘柄となっている。

 また、東証33業種別指数は3業種のみ値上がりし、海運、鉱業、ゴム製品が高い。

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