フライトHDのフライトシステムコンサルティングがAndroidでタッチ決済を実現するTapionの合格機種を公開

■安心・安全な決済に向けたAndroidスマートフォンを独自選定

 フライトホールディングス(フライトHD)<3753>(東証スタンダード)の事業子会社フライトシステムコンサルティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:片山圭一朗、以下フライトシステム)は、このほど、Android携帯を決済端末に変える「Tap to Phone」(注1)のソリューション「Tapion」(タピオン)において、推奨Android携帯を選定する独自認定制度「Tapion検定」を策定し運用を開始し、第1回目のTapion検定認定合格機種を公式サイトに開示した。なお現在検定中の機種については、後日改めて発表する予定だ。

■キッチンカー、屋台などでもキャッシュレス決済の普及拡大に努める

 決済専用端末ではなく、市販のAndroid端末を利用する。このため、今後、カフェ、カジュアルレストラン、キッチンカー、屋台、朝市などの小・中規模事業者、並びにオフィスや家庭などへの訪問販売を行なっている加盟店に向け、「Tapion」でキャッシュレス決済、及びタッチ決済の普及拡大に努めていく。

(注1)「Tap to Phone」は、Android携帯をクレジットカードのタッチ決済(NFC決済)用決済装置として利用するソリューションの一般的呼称。

 フライトシステムは2010年9月、iPhoneでのクレジットカード決済ソリューションを日本で初めて市場投入し、また2013年からは自社決済端末「Incredist」シリーズを販売開始し、スマートフォンやタブレット決済のリーディングカンパニーとして電子決済ビジネスを展開している。

 また対面での決済だけでなく、2020年よりコインパーキング等の無人自動精算機向け決済ソリューションとして「VP6800/IFC」を展開しており、無人自動精算機のキャッシュレス化を推進している。

 2021年に発表したTapionは、Android端末に専用決済アプリケーション「Tapion」を入れることでタッチ決済(NFC決済)が実現できる新たな決済サービス。既にフライトシステムでの開発は完了し、現在は各種セキュリティー認定、及び国際カードブランドの認定作業に入っている中、正式ローンチに先駆け、すでにTapion公式WEBサイトをオープンし情報発信を行っている。

■Tapion検定の設立の背景

 決済専用端末ではなく、市販のAndroid端末を利用する本ソリューションでは、Android端末それぞれのNFC感度によりタッチ決済時の反応が異なり、一部のNFC感度の悪い端末では決済できない事態が起きる可能性がある。

 このようなAndroid端末の機種に依存したトラブルを未然に回避し、Tapionで安心・安全にNFC 決済ができる環境作りのため、Tapionで利用できるAndroid端末の選定を事前に行う制度を独自に策定した。

 Tapion検定の独自基準については、Android端末ベンダー様にもご協力をいただき、フライトシステム及びフライトシステムの指定検定機関であるFIME Japan(注2)と共同で仕様を策定し、検定はFIME Japanで実施している。

(注2)FIME JAPAN社は、クレジットカードを始めとする決済関連(EMVCo,PCI、モバイル決済関連技術等)やNFC関連技術のソリューションプロバイダー。
(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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