ラクト・ジャパンが年初来の高値を更新、業績予想の増額修正など好感

業績でみる株価

■業務用の回復に加え、国際市況高、円安により販売単価が上昇

 ラクト・ジャパン<3139>(東証プライム)は7月11日、一段と上値を追い、午前11時過ぎに6%高の2468円(129円高)まで上げた後も上げ幅100円台で推移し、今年1月につけた年初来の高値を更新している。前取引日の8日15時に業績予想の増額修正を発表し、業務用食材の需要回復による乳原料・チーズ部門の販売数量増加などを要因に、第2四半期(2021年12月~22年5月・累計)の連結売上高予想を従来予想比13.5%引き上げ、経常利益は同23.0%引き上げたことなどが好感されている。

 「ロシアのウクライナ侵攻による世界情勢の不安定化などを背景に乳製品原料の国際市況が高騰、さらには円安の進行により販売単価が上昇したことなどから、売上高は期初想定を上回る見通しとなった」とした。株式市場関係者からは、価格転嫁が順調に進んだことがうかがえるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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