【株式市場】日経平均は中盤軟化するが切り返し154円高、好決算株など買われる

◆日経平均は2万6797円47銭(154円08銭高)、TOPIXは1892.77ポイント(0.36ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億6591万株、

 7月15日(金)前場の東京株式市場は、業績予想を増額修正したファーストリテ<9983>(東証プライム)やM&Aで映像コンテンツ事業の強化を発表した任天堂<7974>(東証プライム)などが活況高となり、自動車株なども総じてしっかりとなった。日経平均は92円高で始まり、ほどなく214円38銭高(2万6857円77銭)まで上昇。その後、電力株や値がさ半導体株が値を消した影響で午前10時過ぎに72円01銭安(2万6571円38銭)まで軟化。前引けにかけては上げ幅150円台まで持ち直した。一方、TOPIXは戻り切れず小安い。

 Sansan<4443>(東証プライム)やPR TIMES<3922>(東証プライム)が5月決算や四半期決算の発表を受けて急伸し、東京エネシス<1945>(東証プライム)や岡野バルブ製造<6492>(東証スタンダード)、助川電気工業<7711>(東証スタンダード)などは首相が原発を冬に最大で9基稼働すると表明したことなどで活況高。プレシジョン・システム・サイエンス<7707>(東証グロース)やキャリア<6198>(東証グロース)は新型コロナ検査拡充など材料視され活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億6591万株、売買代金は1兆3681億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は727銘柄、値下がり銘柄数は1027銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種が値上がりし、その他製品、精密機器、電力ガス、小売り、医薬品、輸送用機器、金属製品、サービス、繊維製品、機械、ガラス土石、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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