東京都競馬は第2四半期の売上高11%増など好感され大きく出直る
- 2022/8/1 09:46
- 業績でみる株価
■ネット投票システム『SPAT4』による売り上げの好調、猛暑にも期待
東京都競馬<9672>(東証プライム)は8月1日、大きく出直って始まり、取引開始後は11%高の4550円(440円高)まで上げ、今年4月につけた年初来の高値4715円に向けて出直っている。29日の15時に第2四半期決算短信(連結、2022年1~6月・累計)を発表し、前年同期比で売上高が11%増加し、営業利益は12%増加したことなどが好感されている。日本最大級の流れるプールなどがある「東京サマーランド」をグループ企業が運営し、このところの猛暑再来を受け、暑い夏が続けば業績への追い風になるとの期待も出ている。
22年1~6月は、SPAT4(地方競馬インターネット投票システム)による売り上げの好調継続に加え、東京サマーランドのゴールデンウイーク営業実施(前年無し)も寄与し、連結売上高は前年同期比11.5%増の167億円となり、営業利益は同12.0%増の69.99億円となった。発表によると、大井競馬場は入場制限(1~5月5000名、6月~1万5000名)を実施し開催しているものの、SPAT4(地方競馬インターネット投票)による売り上げの好調が継続した。12月通期の業績予想は据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)