Jトラストインドネシア銀行がコベルコインドネシアと業務提携、コベルコの重機ファイナンス商品をインドネシア全土で販売

■Jトラスト銀行は貸出金残高が半年で38%増加など高成長続く

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)グループで東南アジア金融事業の中核銀行であるPT Bank JTrust Indonesia Tbk(Jトラスト銀行)は、2022年7月29日、神戸製鋼所<5406>(東証プライム)グループのPT Daya Kobelco Construction Machinery Indonesia (コベルコインドネシア)と重機のファイナンス投資商品販売で業務提携を締結した。Jトラストが8月2日付で発表した。

 業務提携の調印式は、ジャカルタのサヒッド・スディマンセンターで、Jトラスト銀行の深代律雄代表取締役社長とコベルコインドネシアの代表取締役社長・横森昭文氏により行なわれた。

 インドネシアの新型コロナ感染が終息に向かうなか、Jトラスト銀行は、建設、鉱業、植林分野の需要増が見込まれると楽観視しており,Jトラスト銀行では重機投資ローン商品におけるサプライヤーとの業務提携スキームを通じてコマーシャル分野のローン・ポートフォリオを強化している。

 Jトラスト銀行の深代社長は、「20年以上にわたってインドネシア市場に貢献してきたコベルコインドネシアと協業できることを嬉しく思います。Jトラスト銀行は、建設、鉱山、植林分野の経済成長に積極的な役割を果たすことを約束し、コベルコの重機ファイナンス商品をインドネシア全土で販売することを楽しみにしています」と述べた。

 Jトラスト銀行の重機投資ローン商品の特長は、250億ルピアの融資限度額と手頃な金利で提供され、融資期間は最長5年間となっており、今後の貸出金残高の成長に貢献することが期待されている。

 Jトラスト銀行は、2022年5月末時点で貸出金残高13兆8200億ルピアとなり,2021年12月末時点の10兆100億ルピアから38%増となった。一方、預金面では普通預金、当座預金、定期預金の各商品を通して19兆1300億ルピアの第三者資金を集め、2021年12月末時点の15兆9500億ルピアから20%増となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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