【銘柄フラッシュ】トミタ電機など急伸し新規上場4銘柄はそろって強い

株価 株式市場

11日は、円相場が午前中の1ドル117円台から後場118円台の円安基調になったため、朝方に下げた銘柄が次第に値を戻す展開となり、日立製作所<6501>(東1)は朝方の1.8%安から10時過ぎには堅調に転換して大引けは1.2%高、北米市場の比重が大きい富士重工業<7270>(東1)は朝方の4.0%安から回復して大引けは0.7%高となった。

ただ、NY株の急落後だけに、固有の期待材料の出た銘柄や海外情勢の影響が小さい銘柄に注目する動きが強く、マーベラス<7844>(東1)はこのところオンラインゲーム株の中で売買代金が突出して活況なため週明けまでの高値更新相場が再燃する期待が強く8.0%高、コロプラ<3668>(東1)は7.5%高。トミタ電機<6898>(JQS)は第3四半期決算が好調で32.0%ストップ高、エン・ジャパン<4849>(JQS)はSMBC日興証券による新規投資評価開始と本日発表の第2四半期決算への期待で13.4%高、電子決済システムなどのフライトシステムコンサルティング<3753>(東マ)は米国に子会社を設立と伝えられて後場急伸し15.6%ストップ高。

本日は新規上場が4銘柄あり、前場は4銘柄とも買い気配のまま初値がつかなかった。後場、スマートフォンアプリ(応用ソフト)向け広告のGMO TECH<6026>(東マ)が13時6分に公開価格5800円に対し2.4倍の1万3640円で初値をつけ、続いてアウトドア、登山用品などのスノーピーク<7816>(東マ)が14時24分に公開価格2300円に対し2.3倍の5390円で初値をつけた。中古ビルのリフォーム再販などのビーロット<3452>(東マ)は公開価格2010円に対し4625円の買い気配で終わり、弁護士ドットコム<6027>(東マ)は公開価格1230円に対し大引けは2829円の買い気配となり、初値を明日に持ち越した。

東証1部の値上がり率1位は昨日に続いてヘリオス テクノ ホールディング<6927>(東1)となり業績上ぶれの期待などが言われて2日連続ストップ高の18.4%高、2位も昨日に続いてスカイマーク<9204>(東1)となり12.6%高は投資ファンドの出資期待やANAホールディングス<9202>(東1)との提携観測などを好感して7月に急落する前の300円台を回復、3位は前出・マーベラス<7844>(東1)の8.0%高だった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。