住友林業は業績予想と配当予想の増額など好感され高値に迫る

業績でみる株価

■第1四半期は営業利益51%増加、9月中間配、3月期末配とも拡充

 住友林業<1911>(東証プライム)は8月10日、大きく上げて始まり、取引開始後は12%高に迫る2318円(244円高)まで上げ、今年2月につけた年初来の高値2373円に迫っている。9日15時に発表した第1四半期連結決算(2022年4~6月)が前年同期比で営業利益51%増加、経常利益81%増加など大幅増益となり、3月通期の連結業績予想と配当予想の増額修正も発表し、好感買いが集中している。

 第1四半期の連結売上高は前年同期比23.7%増加した。3月通期の連結業績予想は、従来予想に対し、売上高を5.8%上回る1兆6130億円の見込みとし、営業利益は19.8%上回る1420億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は16.3%上回る1000億円の見込みに引き上げた。

 また、配当予想は、9月中間配当を従来予想を20円上回る60円の予定(前期比25円の増配)とし、3月期末配当は従来予想を25円上回る65円の予定(前期比20円の増配)とした。年間では125円(前期比45円の増配)の予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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