【株式市場】日経平均は朝方の270円安を安値に下げ渋り232円安、好決算銘柄など個別に人気

◆日経平均は2万7767円07銭(232円89銭安)、TOPIXは1930.22ポイント(6.80ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億5338万株

 8月10日(水)前場の東京株式市場は、9日に四半期決算を発表したマツダ<7261>(東証プライム)などが活況高となり、業績予想の増額修正なども発表した住友林業<1911>(東証プライム)、ロート製薬<4527>(東証プライム)などは急伸。出光興産<5019>(東証プライム)も高い。鉄鋼株や造船株は朝安を切り返して堅調。一方、半導体関連株や電子部品株は米マイクロンテクノロジーの下方修正などを受けて下げる銘柄が目立った。日経平均は、NY株安と値がさ半導体株安の影響が大きかったが、取引開始後の270円50銭安(2万7729円46銭)を下値に下げ渋り、前引けまで一進一退を続けた。

 ヨネックス<7906>(東証スタンダード)がストップ高買い気配のまま前場は売買が成立せず、第2四半期の大幅増益と通期予想の増額修正など好感。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は7月の全店売上高20%増など好感され高値を更新。エスケーエレクトロニクス<6677>(東証スタンダード)は第3四半期好調で通期予想の増額など好感され活況高。LibWork<1431>(東証グロース)は6月決算好調で今期予想も20、30%の伸びなど好感され活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億5338万株、売買代金は1兆3663億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は731銘柄、値下がり銘柄数は1015銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種が値上がりし、石油石炭、電力ガス、パルプ紙、非鉄金属、輸送用機器、銀行、倉庫運輸、ガラス土石、食料品、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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