【株式市場】日経平均は180円安、後場は台湾海峡の緊張など言われ決算発表銘柄など個別物色

◆日経平均は2万7819円33銭(180円63銭安)、TOPIXは1933.65ポイント(3.37ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億5522万株

 8月10日(水)後場の東京株式市場は、昼過ぎに「中国と台湾の軍艦約20隻が引き続き、台湾海峡の中間線付近にとどまっている」(ロイターニュース12:56)との報道などを受け、四半期決算を発表した銘柄などが個別に人気化。前引け前に発表した雪印メグミルク<2270>(東証プライム)は大きく持ち直して売買交錯となり、13時に発表した横浜ゴム<5101>(東証プライム)は直後から一段高。前日発表の新田ゼラチン<4977>(東証プライム)は後場ストップ高で値がつき活況高。一方、値がさ半導体株は前場下げたまま上値が重く、日経平均は197円安で始まり、値動き幅50円ほどで小動きのまま推移し、大引けは2日続落となった。

 後場は、前引け直後に四半期決算を発表した東洋エンジニアリング<6330>(東証プライム)がプラス転換して始まった後ジリ高を続け、13時発表の和弘食品<2813>(東証スタンダード)は直後から急伸しストップ高。9日発表の鈴与シンワート<9360>(東証スタンダード)は前場ストップ高に達したまま後場は大引けまで買い気配。錢高組<1811>(東証スタンダード)は14時の発表直後から急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は10億5522万株(前引けは5億5338万株)、売買代金は2兆5809億円(同1兆3663億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は874(前引けは731)銘柄、値下がり銘柄数は896(同1015)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、石油石炭、パルプ紙、非鉄金属、食料品、輸送用機器、倉庫運輸、銀行、医薬品、化学、ガラス土石、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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