第一三共が急伸、米社との訴訟で相手側の主張が全面的に否定、2000年以降の最高値に進む

■同社の抗体薬物複合体を巡り今後も計画通り開発など推進

 第一三共<4568>(東証プライム)は8月15日、取引開始から25分近く買い気配を続け、売買成立後に17%高の4306.0円(629.0円高)まで上げて2000年以降の最高値を更新している。13日朝、同社の抗体薬物複合体(「ADC」)に関する米社との訴訟について、相手側の主張が全面的に否定されたと発表、好感買いが先行している。

 発表によると、Seagen Inc.(米国ワシントン州ボセル)との紛争について、仲裁廷がSeagen社の主張を全面的に否定する判断を下した。これにより、当社は係争対象となったADC技術に関する当該知的財産権をこれまでどおり保持し、今後も計画通りに当社ADC製品の開発および商業化を進めていくことになる。がん治療において新たな標準治療を必要とする患者さんに当社のADC製品をお届けするよう取り組んでいく、とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  4. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  5. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  6. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る