Jトラストが一段高、引き続き業績予想の大幅な増額修正など好感、「因縁場」抜け出す

業績でみる株価

■負ののれん益を除いても収益拡大が目立つとの評価が

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は8月16日、一段高となり、午前10時過ぎに8%高の710円(52円高)まで上げた後も700円前後で推移し、2018年9月以来の700円台に進んでいる。12日に第2四半期決算と12月通期業績予想の大幅な増額修正を発表し、以後、2日続けて大幅高となっている。週足、月足をみると移動平均が絡み合う「因縁場」を抜け出したとされ、値動きが軽くなるとの見方が出ている。

 第2四半期連結決算(IFRS基準、2022年1~6月・累計)は、営業利益が前年同期比55%増加し、経常利益とともに第2四半期累計期間としての最高を更新した。とりわけ東南アジア金融事業が好調で、Jトラスト銀行/インドネシアは計画を前倒して黒字化した。これを受けて12月通期の連結業績予想を大幅に増額修正し、通期の営業利益は従来予想の約2.4倍の130億円の見込みに見直した。調査筋からは、NexusBank(株)の子会社化にともなう負ののれん益を除いても収益の拡大が目立つと評価されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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