【株式市場】日経平均は232円高、7ヵ月ぶり2万9000円台、米景気の持ち直し期待に円安加わる

◆日経平均は2万9101円33銭(232円42銭高)、TOPIXは1997.35ポイント(15.39ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億7926万株

 8月17日(水)前場の東京株式市場は、NYダウ5日続伸、米国景気の持ち直し期待に加え、昨16日と異なり為替が円安のためトヨタ自<7203>(東証プライム)などの自動車株が上げ、昨日下げた鉄鋼株や、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運大手も一斉に反発。DOWAホールディングス<5714>(東証プライム)などの非鉄株も景気敏感株として銅市況高などを受けて高い。日経平均は83円高で開始後次第高となり、午前10時前に284円14銭高(2万9153円05銭)まで上昇、取引時間中としては今年1月6日以来。前引けも2万9000円台を保った。

 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東証プライム)が高値を更新し、好業績や米国で「超音速旅客機」量産との報道など買い材料視。リブセンス<6054>(東証プライム)はストップ高となり3日連続急伸し黒字化と今期業績拡大予想など連日好感。アイスタイル<3660>(東証プライム)は連日ストップ高買い気配となりアマゾンなどとの提携を材料視。光・彩<7878>(東証スタンダード)は大きく出直り、急伸後の反落が半値押し水準に届き調整一巡の見方で好業績を再評価。Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は四半期決算に加え中期業績拡大期待などで一段と上げ連日高値。ジモティー<7082>(東証グロース)は四半期決算が好感され急出直り。

 東証プライム市場の出来高概算は5億7926万株、売買代金は1兆4192億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1324銘柄、値下がり銘柄数は432銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種が値上がりし、その他製品、海運、非鉄金属、保険、証券商品先物、輸送用機器、ガラス土石、繊維製品、その他金融、電力ガス、精密機器、鉄鋼、パルプ紙、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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