【株式市場】日経平均は5日ぶりに下げ280円安、後場は小動きのなか好決算株など強い

◆日経平均は2万8942円14銭(280円63銭安)、TOPIXは1990.50ポイント(16.49ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億8793万株

 8月18日(木)後場の東京株式市場は、米カリフォルニア州で電力不足・節電の動きと伝えられたことなどがあり、前引けにかけて持ち直した自動車株が再び下げ幅を広げて始まり、鉄鋼株も徐々に軟化した。一方、三井松島HD<1518>(東証プライム)などの石炭株は中盤から一段と強含み、関西電力<9503>(東証プライム)なども堅調。日本板硝子<5202>(東証プライム)は一段と強張り好業績株も個別に高い。日経平均は245円安で始まり、大引けまでほとんど小動きのまま5日ぶりの反落となった。

 後場は、アイスタイル<3660>(東証プライム)が前場急伸したまま高値圏で推移し3日連続大幅高となり米アマゾンなどとの資本業務提携を連日好感し3日連続大幅高。新田ゼラチン<4977>(東証プライム)は第1四半期の利益が一部上半期予想を超過したことなどで一段高の場面を見せ高値更新。AOKIホールディングス<8214>(東証プライム)は「逮捕」によってひとまず懸念出尽くしとされ一段と上げ出直り拡大。不二硝子<5212>(東証スタンダード)はワクチン接種特需に加え第1四半期の進ちょく率など見直す相場とされ一段と上げ14時半前にストップ高。ラストワンマイル<9252>(東証グロース)は猛暑を受けて宅配水事業に注目余地とされ一段高。フューチャーリンクネットワーク<9241>(東証グロース)はふるさと納税事務局業務が好調の模様とされ8月決算への期待感などで中盤から急動意。

 東証プライム市場の出来高概算は9億8793万株(前引けは5億1099万株)、売買代金は2兆3080億円(同1兆2041億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は486(前引けは418)銘柄、値下がり銘柄数は1283(同1351)銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種(前引けは7業種)が値上がりし、鉱業、電力ガス、その他製品、繊維製品、保険、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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