ミロク情報サービスの子会社DX Tokyoが中小企業のDX化を支援する「車いす動画ファクトリー」のサービスを開始
- 2022/8/19 11:23
- プレスリリース
■AHS社、JMSSと共に、車いすユーザーの活躍と難病支援の仕組みを構築
ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)の子会社で、全国の中小企業を対象にIT専門家シェアリング™/サブスク™事業を展開するDX Tokyoは8月19日、中小企業に対して、「既存の紙カタログ」を基にAI音声を活用した「話す・動くカタログ動画」を制作・提供する「車いす動画ファクトリー」のサービスを開始したと発表。販促物を紙から動画に変えることで「営業トークの画一化による営業品質維持」「SNS等による拡散性・商圏拡大」と「印刷経費削減」という攻めと守りのDX化につなげる狙いがある。
「車いす動画ファクトリー」は、主に車いすユーザーの方々が動画制作を担うサービスである。また、AI音声合成ソフトのAHSとの包括的連携協定により、動画制作に必要な同ソフトを無償で活用できる。さらに、難病支援の認定特定非営利活動法人日本多発性硬化症協会(JMSS)に総売上の5%を寄付する仕組みとしている。
■協定の背景・目的
1960年に「障害者雇用促進法」が制定され、民間企業は積極的な雇用を促進しているが、業務におけるデジタル化・DX化が急速に進む中で、障害者の仕事が変化しているという事実がある。例えば、仕事の一部である「給与明細書の袋詰め」「データ入力代行」などはシステムで電子化・自動化され、「電話応対」などもチャットボットやAIに取って代わられている。雇用したい企業側にも現実的な悩みはあり、バリアフリー化、とりわけ車いすが利用できるトイレなどが設備的に無く、雇用したくてもできない状況が背景にある。
DX TokyoはこうしたDX化の煽りを受けて仕事が変化してきている方、とりわけ車いすユーザーに対し、無償でパソコンを貸与し、パソコン操作や動画作成教室をリモートで開き、動画制作の仕事を発注し、成果物を中小企業に提供する事業「車いす動画ファクトリー」を開始した。
AHSはAI音声合成の技術を利用して、同事業のコアとなる「動画音声」部分を担い、当該AIの仕組みやソフトウェアを車いすユーザー等に対して無償で提供するなどして、同事業を包括的に支援する。
同事業売上の5%は、難病支援を行っているJMSSに対して寄付される。
■AHSが車いすユーザーに無償で提供するソフトウェア
・VOICEPEAK商用可能6ナレーターセット(音声合成ソフト)
最新のAI音声合成技術を搭載し手軽に読み上げさせることが可能な入力文字読み上げソフトである。お好みの文章や言葉をテキストで入力するだけで、簡単に高品質な音声が作成できる。個人ユーザー様のご利用はもちろん、教育機関の方や法人様など、様々な商用・業務用途での利用も可能。
・Recotte Studio(動画編集ソフト)
手軽でありながら本格的な実況動画作成を行うことができる実況動画作成ソフトウェアである。今まで時間のかかったテロップ挿入作業、立ち絵の挿入など、実況動画によくある動画編集作業があっという間に行える。
■DX Tokyo株式会社について
全国の中小企業に対し、ITコーディネータ等の資格を有するIT専門家を介して、お客さま業務のデジタル化・DX化を推進し、経営改革や業務効率化を支援している。また、セミオーダー型のDX人材育成プログラム、Pマーク取得支援、無料での経営者同士の対話機会の提供、補助金支援事業などを通じ、お客さまの抱える経営課題の解決を目指している。
■株式会社AHSについて
全国の企業に対し、デジタルメディアへの展開を強力にサポートしている。様々なメディアをデジタル化し、ユーザーのもとへ届けるお手伝いをしていくと同時に、AI音声合成ソフトを中心としたソフトウェア事業等の企画、商品化を進めている。国内、国外問わず素晴らしいコンテンツを、国境を越えて事業展開させていく。
■認定特定非営利活動法人日本多発性硬化症協会について
“多発性硬化症(Multiple Sclerosis)の撲滅を目指している「多発性硬化症国際連合」(Multiple Sclerosis International Federation 略称MSIF)”の加盟団体として活動に協力している。日本においては、若手研究者の学術的調査研究を助成しており、医学助成金受給者の調査研究論文を載せた会報の発行や調査結果の発表の場の提供、医学顧問団による医療相談、講演の開催などによりMS患者の福祉の増進に貢献するとともに、MSに関連する他の団体・組織と連携・協力している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)