【株式市場】日経平均は377円安、米景気への懸念など再燃するが空運、資源株等は高い

◆日経平均は2万8456円92銭(337円58銭安)、TOPIXは1973.41ポイント(19.18ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は4億9534万株

 8月23日(火)前場の東京株式市場は、全米エコノミスト協会員の7割が米国景気のソフトランディング困難と見ているといった話が伝えられ、NYダウの643ドル安などを受け、ソニーG<6758>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)、任天堂<7974>(東証プライム)などが大きく下げ、日経平均は214円安で始まり午前10時前に399円20銭安(2万8395円30銭)まで下押した。一方、日本航空<9201>(東証プライム)は帰国時のコロナ検査緩和観測など好感されて年初来の高値など観光関連株には高い銘柄が見られ、INPEX<1605>(東証プライム)などの資源株も高い。日経平均は前引けにかけてW字型に高下し、大幅安だが下値の固さがみられた。

 日本システム技術<4323>(東証プライム)が10月1日基準日の株式分割など好感されて急伸。オープンドア<3926>(東証プライム)は帰国時のコロナ検査緩和観測など材料視され急伸。セイファート<9213>(東証スタンダード)はIBJ<6071>(東証プライム)による株式保有など材料視されストップ高。フューチャーリンクネットワーク<9241>(東証グロース)は9月1日にふるさと納税アウトソーシングなどの合弁会社設立など材料視されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は4億9534万株、売買代金は1兆1956億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は416銘柄、値下がり銘柄数は1346銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、鉱業、空運、海運、石油石炭、水産農林、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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