【株式市場】日経平均は一時170円安から持ち直し93円安、原発関連株などは高い

東京証券取引所

◆日経平均は2万8359円10銭(93円65銭安)、TOPIXは1969.74ポイント(1.70ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億2709万株

 8月24日(水)前場の東京株式市場は、米景気後退懸念やNY株の続落を受け、値がさ半導体株や自動車株が朝方を除いて伸びきれず、ダレ模様に転じる銘柄もあった一方、INPEX<1605>(東証プライム)などの資源株や三菱商事<8058>(東証プライム)などの大手商社株は堅調に推移し、原発7基の再稼働観測報道を受け三菱重<7011>(東証プライム)や東京電力HD<9501>(東証プライム)が高い。日経平均は朝寄り直後の62円86銭高(2万8515円61銭)を上値に軟化し、午前11時前に一時170円54銭安(2万8282円21銭)まで下押し、前引けも軟調だった。

 東京エネシス<1945>(東証プライム)が原発7基の再稼働報道を受けて原発メンテナンス関連株として急伸。炉の本体を手掛ける日本製鋼所<5631>(東証プライム)も活況高。助川電気工業<7711>(東証スタンダード)も急伸。日野自動車<7205>(東証プライム)は国内ほぼ全車種を出荷停止中だが型式証明まで取り消されることはないとの見方が言われ急反発。鈴与シンワート<9360>(東証スタンダード)は運転前アルコールチェック&検温クラウドサービス『あさレポ』8万台突破など好感され急伸ストップ高。TORICO<7138>(東証グロース)はシンガポールに現地法人設立など電子コミックの海外展開に注目集まり一段高急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は5億2709万株、売買代金は1兆1766億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1013銘柄、値下がり銘柄数は732銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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