ユニチカが一段と出直る、包装用フィルムの価格改定など好感
- 2022/8/26 10:48
- 材料でみる株価
■第1四半期決算はコストアップ厳しく営業利益53%減、一矢報いる期待
ユニチカ<3103>(東証プライム)は8月26日、一段高となり、午前10時過ぎに10%高の272円(24円高)まで上げ、2日続けて大きく上げている。25日付で「包装用フィルム価格改定について」を発表し、同日にはグンゼ<3002>(東証プライム)も収縮フィルムの価格改定を発表したため、化学フィルム製品を取り巻く値上げの環境は整ってきたとの見方が出ている。
第1四半期の連結決算(2022年4~6月)は、「原燃料価格の高止まりや円安によるコストアップの影響を価格改定やコストダウン等で打ち返すには至らず」(決算短信)、営業利益は前年同期比53.2%減の987百万円となった。このため、価格改定は業績回復に向けて一矢報いることができるのではと注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)