アミタHDは株式分割など好感され3日連続ストップ高、発表前から急伸したが環境省の市場拡大策報道など契機の見方
- 2022/8/29 10:30
- 株式投資ニュース
■分割は9月末の株主の保有株を対象に実施へ
アミタホールディングス(アミタHD)<2195>(東証グロース)は8月29日、気配値のままストップ高の2900円(500円高)に達し、3日連続ストップ高となっている。25日、「リサイクル市場80兆円に、30年までに拡大、環境省が近く工程表」(日本経済新聞8月25日付朝刊)と伝えられたことなどが言われて急伸を開始し、翌26日の17時には9月末の株式3分割とこれによる実質増配を発表。好感買いが上乗せされる形になった。発表前から急伸したため、一時は早耳筋が暗躍したのではといった懐疑の見方があったようだが、たとえばアサカ理研<5724>(東証スタンダード)も25日から連日急伸商状しており、29日も15%高と一段高となっている。このため、株価の急伸は上記の報道が契機になったと見られている。
アミタHDは26日の17時、2022年9月30日(金曜日)を基準日として、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する普通株式を、1株につき3株の割合をもって分割するとした。これを受け、分割後の配当は計算上3分の1になるが、12月期末配当を従来予想の1株8円に対し3円の見込みとした。分割実施を考慮しない場合は9円となり、従来予想と比べ1円の増配となる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)